くも膜下出血

激しい頭痛が、数分から数時間で急激に進む急性頭痛に分類されます。
くも膜下出血とは、脳の血管が破裂し、くも膜と脳の間のくも膜下腔に出血が起きる症状です。
大半は脳動脈瘤の破裂が原因で、脳の動脈がこぶのようにふくれて破裂し、発症します。
頭痛は頭全体に起こり、発症時には、いきなり非常に強い痛みが起こり、それが持続します。
頭痛と同時に、吐き気、嘔吐、けいれんなどの症状が起こり、出血量が多い時には意識消失を伴うこともあります。
このように危険な脳出血ですが、出血の程度によっては必ず激しい頭痛が起こるとは限りません。
意識障害や、体のどちらか片側の麻痺、吐き気、嘔吐、失語症などがみられることもあります。
頭痛や意識障害などがあれば、程度にかかわらず、専門の医療機関への受診を急いでください。

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