寒い冬だからこそ、体温を上げて免疫力をアップ!
知っていますか?体温が下がると、病気のリスクが上がることを。
体温と免疫力には大きな関係があります。
まず、体温が上がると、血液の流れがよくなり、免疫力も高まります。
逆に、体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内の異物を発見し素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなります。
健康な人の平熱は、36.6℃~37.2℃といわれています。
しかし現実には36℃以下という低体温の人が増えていて、これを放っておくと、さまざまな病気を発症するリスクが高まります。
まずは、ご自身の平熱を知り、もし低体温であるなら、体温を上げるように意識して、免疫力をアップさせるように心がけましょう。
平熱を測る方法
体調が良い日に、朝食前、昼食前、夕食前、就寝前の4回、体温を測ります。
※飲食後、入浴・運動後は体温が上がるので避けてください。
日をあけて何回か測定し、それぞれの時間帯の平熱を記録してください。
筋肉量の低下が、低体温の最大の原因
基礎代謝とは、呼吸したり心臓を動かすなど、生命を維持するために必要なエネルギーのことです。
筋肉量が多い人は基礎代謝が高く、基礎代謝が高ければ体温が高くなり、血流がよくなります。
筋肉量が少ないと基礎代謝も低く、体温が上がりにくいので、血流が悪くなります。
だから、運動や筋トレをして筋肉量を増やすことで基礎代謝が高め、体温を上げることができるのです。ぜひ、筋肉量を増やす生活を、習慣にしてください。
しかし、普段運動していない人が、いきなり激しい運動や筋トレをすると、免疫力が下がって逆効果。ますは、軽い運動からスタートしましょう。
1日30分のウォーキングが、体温を上げる!
ウォーキングは、習慣にすることが大切。週に5日以上続けることが大事ですので、通勤のとき1駅手前で降りて歩く、近隣への買い物に自転車に乗らず歩く、というように無理なく続けられるようにしましょう。1日30分が目安ですが、朝15分、夜15分と分けて行っても構いません。毎日30分歩くことで運動不足解消や体力アップを図りながら、体脂肪を燃やし健康的にダイエットすることもできます。
ウォーキングに慣れてきたり、朝、時間的の余裕がある方は、朝のウォーキングを習慣にしましょう。朝は体温が1日の中でいちばん低いので、朝から体温を上昇させることで1日中体調がよくなり、仕事や勉強などの集中力も違ってきます。さらに体温が上がりやすいので、内臓脂肪を減らす効果もあります。
筋肉量を増やすには、スクワットが効果的!
筋トレは、筋肉量を増やし体温を高めることができます。中でもスクワットは、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)やハムストリングス(おしりの付け根から太ももの裏側、太ももから膝裏周辺にある、3つの筋肉)、大殿筋(お尻の筋肉)といった下半身の筋肉を全体的に鍛えることができる、最も効果が高いトレーニングです。
下半身の脂肪が落ちて、必要な筋肉がつくので、引き締まった下半身をつくろことができ、血行を改善することができます。
入浴は、湯船につかって体温アップ!
入浴は、シャワーだけでで済ませないで、必ず湯船につかりましょう。しっかり肩までお湯につかり、血流を良くして身体の芯まで温めることが大切です。
40℃前後のお湯に10分ぐらいつかれば、体温が1℃上昇するといわれています。
また、湯船につかると気分がリラックスして、ストレスの解消や眠りを促す効果もあります。湯上がり後は身体が冷えないように気をつけましょう。