冬の巣ごもり生活が、血糖値を急上昇させる!
ご存じですか?
冬の巣ごもり行動が、血糖値を急上昇させることを
冬は、寒いので自宅で過ごすことが多くなる季節です。
ましてや今年はオミクロン対策で外出機会が減った方も多いはず。
しかしこうした巣ごもり行動が、血糖値を急上昇させやすいのです。
なぜ冬になると、血糖値が高くなるのでしょう?
理由その1 食生活の乱れ
寒い冬は自宅で過ごすことが多くなります。ましてや今年はコロナ対策で不必要な外出を控えた方も多いはず。しかしこうした生活ではストレスもたまり、つい食べ過ぎたり飲みすぎたり、間食をしたりと、食生活が乱れがち。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余分なエネルギーが内臓脂肪として体に蓄えられ、やがて肥満へとつながります。
この内臓脂肪こそが、血糖値を上昇させる最大のマイナス要因なのです。
理由その2 運動不足
2つめは、寒い時期になり運動する機会が減ることです。
とはいえ例年は運動習慣がない方でも通勤などの行動が自然と運動になっていたのですが、昨今はコロナ禍でリモートワークなども増え、さらに通勤不足が加速した方も多いようです。
すると、当然消費エネルギーも減って、内臓脂肪が増え、やがて肥満へとつながります。
このように、冬は生活習慣が乱れやすく、まして新しい生活様式では特にいこうした要因が増えるので、血糖値の上昇には要注意です。
血糖値が高くなると、どんなリスクがあるのでしょう?
血糖値が急上昇すると、健康に大きな悪影響があります
さまざまな病気に対する免疫が低くなる!
不規則な生活や栄養バランスの崩れから血糖値が急上昇。そのまま血糖値高い状態のままにしていると、免疫が低下してさまざまな病気を引き起こす危険性が増します。
脳の働きにも悪影響が!
運動量が減りがちな冬は、血糖値が急上昇しやすくなります。
血糖値の高い人はそうでない人と比べて、脳の血行にも悪影響がでて、認知機能が低下しやすくなります。
たとえば血糖値が高い人は、正常範囲の人の比べてアルツハイマー病の発症リスクが2~4倍になる、といわれています。
規則正しい生活習慣で、血糖値をしっかりコントロール!
冬の血糖値の変動を最小限にするには、生活習慣を改善することが大切です。
たとえば自宅で過ごすときも、窓拭きや風呂掃除など家事を増やし、日常の作業の中で意識して体を動かすようにしましよう。
また、ゴロゴロ寝転んだり、座ったりする時間を減らして、足踏みや体操など家の中ででできる運動をするのも効果的です。
また食生活を改善することも大切です。
栄養の偏りや過食に注意して、3食バランスの良い食事を心がけましょう。