むくみがある

むくみ、というのは、何らかの原因で、皮膚や皮膚の下に水分が溜まった状態です。血液中の水分が血管の外に異常に浸み出した状態で、専門的には浮腫(ふしゅ)ともいいます。すねなどを数秒間押して放すと、へこんだまましばらくもどらないのは、むくみと考えられます。

「むくみがある」に関連する病気のリストはこちらをご覧ください。▶

むくみのタイプと原因

むくみが起こりやすい身体の部位は、まぶた、顔面、腕や手指、膝から足首まで(むこうずね、ふくらはぎ)、足などがあります。

日常的なむくみ

起床時まぶたや顔が腫れたり、夕方になると足がむくむなど、過労や睡眠不足、運動不足、女性の月経時や妊娠時など、日常よく経験するむくみは、特に治療の必要はありません。

塩分や薬によるむくみ

塩分のとりすぎ、薬剤の服用※でもむくみます。
※非ステロイド性抗炎症薬、血管拡張性降圧薬、ナトリウム含有薬、甘草製剤など

病気が原因で起こるむくみ

病気によるむくみは、腎臓、心臓、肝臓、内分泌系、静脈、リンパ節などのさまざまな病気で起こります。
中でも緊急度の高い病気には、心不全や腎不全、アナフィラキシーなどが挙げられます。
むくみがなかなか消えない場合や、むくみが徐々に悪化する場合は、早めに医療機関で受診するようにしましょう。

原因不明のむくみ

特発性浮腫は、原因不明のむくみで、20~40歳代の女性に多く、特に(脚)に現れやすいのが特徴です。
立ちっぱなしの仕事などを続けていると悪化し、一般には夕方にむくみが著しくなります。

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